代表挨拶

NPO法人タカタカラ、代表理事の小泉です。

 東日本大震災から12年、記憶の風化や防災意識の低下が問題視されています。陸前高田から継続して復興や地域に関する情報を発信していくことが防災啓発や観光振興に繋がるものと考えています。

 震災遺構の保存に賛否がある中、3DCGでのデジタルアーカイブを行っている地域を見て、陸前高田の震災遺構も3D保存し、教訓と教育、記憶のために後世に残したいと考えました。また、3DCGを活用し、震災前の陸前高田を再建していくことで、震災について継続的に広く発信できるものと考えています。震災前の陸前高田を知らない若い世代に伝承していくとともに、地域住民や地元を離れた人にとって記憶の拠り所となるものを形にしたいと考えました。近年ICTの発展は目覚ましく、3DCGやメタバースといった技術は身近になっています。3DCGやメタバースを用いて活動していく一環として、これからの陸前高田を担う若者や子どもたちにこれらの技術を体験できる機会を作り、また不特定多数と関わるネット社会や最新テクノロジー活用においてのリテラシー教育の場を創出することも我々の責任であると考えています。

 3DCGや仮想空間を利用した観光振興、文化的・芸術的な表現や創作活動の促進に関する事業を行い、地域住民や地元から離れた被災者の心のケアや復興への希望を支援し、まちづくりの推進や3DCG文化の発展に貢献することも当法人の目的です。さらに地域の子どもに3DCGやWeb3等の最新技術に触れる機会を創出することで、子どもたちにとって想像力や表現力、学習意欲を高め、将来の職業選択や社会的視野の広がりをサポートできる活動を行いたいと考えています。

法人の目的・理念

この法人は、陸前高田市や周辺地域住民に対して、東日本大震災以前の街の3DCGによる再建や震災遺構のデジタルデータ保存、また3DCGや仮想空間を利用した文化的・芸術的な表現や創作活動の促進に関する事業を行い、地域住民の心のケアや復興への希望を支援し、まちづくりの推進や3DCG文化の発展に寄与することを目的としています。