陸前高田市では、高田松原津波復興祈念公園内に位置する以下の5つの建物等について、震災遺構として保存します。
- タピック45(旧道の駅高田松原)
- 気仙中学校
- 奇跡の一本松
- 陸前高田ユースホステル
- 下宿定住促進住宅
【出典:陸前高田市ホームページ】
デジタルアーカイブとは?
アーカイブとは「保存記録」の意味合いで使われています。デジタルアーカイブとは実物をデジタルデータ化して、記録保存することです。例えば、古い本などをスキャンしてパソコンに保存することで、劣化を防ぎ、またそれをインターネット上で公開して世界中どこからでも見ることもできます。これは本だけでなく、写真や映像、音声など、様々な形で残すことができます。
震災遺構のデジタルアーカイブ
震災遺構の保存の是非については賛否両論ありますが、私たちは3Dデジタルデータ保存で震災遺構を残したいと考えています。老朽化による倒壊のリスクや維持費の問題で、いつかは取り壊しになるかもしれない震災遺構をできるだけ実際の見た目に近い状態でデジタル保存することを目指しています。誰でも閲覧できるようにすることで、東日本大震災の被害を広く共有し、防災教育等に活かしてもらうことが目的です。